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11/7~【没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭】

没後40年
ロミー・シュナイダー映画祭

波乱万丈の生涯を送った、ヨーロッパ映画最高の映画女優
その軌跡をたどる、初の本格的な特集上映

11月7日(月)~11月25日(金)※火曜休館

公式サイトromyfilmfes.jp

作品によって上映日が異なります。
詳細は画像を選択してください・

『太陽が知っている4Kデジタルリマスター版』 La piscine
11月7日(月)、9日(水)、12日(土)

©︎1969 SNC(Groupe M6)

『マックスとリリー』 Max et les ferrailleurs ※日本劇場初公開
11月10日(木)、11日(金)

©︎1971 STUDIOCANAL

『夕なぎ』 Cesar et Rosalie
11月13日(日)、14日(月)、16日(水)

©️DR

『離愁 4Kデジタルリマスター版』 Le train
11月17日(木)~19日(土)

©︎1972 STUDIOCANAL

『華麗なる女銀行家 4Kデジタルリマスター版』 La Banquiere
11月20日(日)、21日(月)

©︎1980 STUDIOCANAL-France 3 cinéma

『サン・スーシの女』 La Passante du Sans-Souci
11月23日(水)~25日(金)

© 1982 —TF1 INTERNATIONAL – FRANCE 2 CINEMA - CCCFILMKUNST

※『地獄』の上映はございません。

 

ロミー・シュナイダー Romy Schneider

1938年、オーストリアのウィーンで名門俳優一家の元に生まれる。本名ローゼマリー・マクダレーナ・アルバッハ。6歳のとき両親が離婚、不遇の幼少時代を過ごすが頭脳明晰で独立心旺盛だった彼女は14歳で女優になることを決意。1955年の西ドイツ映画『プリンセス・シシー』の后妃エリザベート役によって欧州中で愛されるスターとなる。その後『恋ひとすじに』(58)で共演したアラン・ドロンと19歳にして恋に落ち婚約。ルキノ・ヴィスコンティ演出の舞台やオムニバス『ボッカチオ‘70』(62)の一編「仕事中」、オーソン・ウェルズ監督の『審判』(62)、またゴールデングローブ賞主演女優賞候補となったオットー・プレミンジャー監督の『枢機卿』(63)など精力的に活動するも、4年後にドロンと破局。失意の中、66年にドイツの舞台演出家と結婚、一児をもうける。2年ほど育児に追われ映画界から離れていたが、68年にドロン共演の『太陽が知っている』がヒットを記録、見事なカムバックを遂げる。以降は再びエリザベートを演じた『ルートヴィヒ』(72)、イヴ・モンタンと共演した『夕なぎ』(72)、フランス全土で大反響を巻き起こした『追想』(75)と多くの傑作、話題作に出演、“世界最高峰の女優”として名を馳せる。一方で度重なる色恋沙汰、破産、さらには元夫や息子の死など常にスキャンダルやゴシップがつきまとい、遺作となった『サン・スーシの女』(82)撮影の頃には心身ともに激しく疲弊していたという。82年、パリで逝去。次作で共演が予定されていたドロンの手配で大々的に葬儀が行われたが、ドロン自身は騒動を避けるため参列しなかった。