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4/2,3【伊地智啓 特集上映2】

伊地智啓 特集上映2

2022年4月2日(土)・3日(日)

日活の助監督からスタートし、プロデューサー業へ。常に時代の変わり目に居合わせ、新しい場所で仕事にトライしてきた伊地智啓さん。作品をふり返ると、当時は端役でも今では大活躍されている役者さんのなんと多いことか。プロデューサーとしての目の確かさを感じます。
4月2日の命日に合わせ、今年は伊地智啓さんの思い入れのあった作品「居酒屋ゆうれい」と、その20年前に製作された沢田研二主演第一作の「炎の肖像」、初めて東宝に招かれて製作した「雪の断章―情熱―」の3作品を上映します。作品を支える伊地智啓さんの仕事ぶりをどうぞご堪能ください。

当日料金
一般1,500円、シニア1,200円、大学生以下1,000円 鹿児島コミュニティシネマ会員 会員料金

◎4/2(土)10:30 フィルム上映
雪の断章―情熱-(1985年/日本/100分)

「雪の断章―情熱―」© TOHO CO., LTD.

監督:相米慎二 製作:伊地智啓、富山省吾
出演:斉藤由貴、榎木孝明、世良公則、矢代朝子、レオナルド熊、河内桃子

幼い頃、みなし児として引き取られた那波家で過酷な扱いを受けていた17歳の伊織は、見かねた雄一に引き取られた。ある日、雄一と伊織のアパートに引っ越してきた那波家の長女・裕子が毒殺され、伊織は犯人の疑いをかけられてしまう。
佐々木丸美の小説を原作とした、斉藤由貴の初主演映画。監督の相米慎二は第1回東京国際映画祭ヤングシネマ部門のグランプリを『台風クラブ』で受賞したばかり。特徴的な演出で斉藤由貴の眩しい魅力をスクリーンに映し出した。

◎4/2(土)12:40 フィルム上映
居酒屋ゆうれい(1994年/日本/110分)

監督:渡邊孝好 製作:稲見宗孝、古川吉彦、伊地智啓、中川真次
出演:萩原健一、山口智子、室井滋、三宅裕司、西島秀俊、豊川悦司

街のはずれにある小さな居酒屋を舞台に、主人と新妻、ユーレイとなった前の妻が繰り広げる人情味豊かなラブ・コメディ。
山本昌代の同名小説をもとに、『エンジェル 僕の歌は君の歌』の渡邊孝好が監督。脚本は『夏の庭 The Friends』の田中陽造、録音 は紅谷愃一、撮影は藤澤順一が担当。
第49回毎日映画コンクール日本映画優秀賞、脚本賞、音楽賞受賞。室井滋は第18回 日本アカデミー賞(1995年)助演女優賞受賞。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第3位、同読者選出日本映画ベストテン第3位。

◎4/3(日)14:30
炎の肖像 (1974年/日本96分)

(C)日活
監督:藤田敏八、加藤彰 プロデューサー:伊地智啓
出演:沢田研二、秋吉久美子、地井武男、大門正明、中山麻理、原田千枝子、
   中島葵、井上堯之バンド(井上堯之、大野克夫、岸部おさみ<岸部一
   徳>、速水清司、田中清司)、内田裕也、佐野周二、悠木千帆<樹木希
   林>、朝丘雪路(特別出演)

沢田研二の分身ともいえる青年、ジュリーの愛称で人気のあるロック歌手・鈴木二郎を主人公に、虚構と現実を混在させながら、自由とロマンを求める若者の孤独と苦悩を描いた青春ドラマ。
劇中には1974年12月2日に東京体育館で行われた「ヘイ!ジュリー ロックンロール・サーカス」のライブシーンも登場。井上堯之バンドの貴重な演奏シーンも見られる。