コラム

子供の貧困が問題となりつつあるわが国だが、 今回の主人公ブランカ程ではないだろう。 フィリピンマニラのスラムに住むブランカは生きるために盗みを繰り返し、道端にも平気で寝る。 子供を平気で捨てる実母より素敵な母親を金で買っ続きを読む

文:しばたけんじ (鹿児島大学教員/哲学) 三國連太郎がなくなった。私のような若輩者には、三國連太郎といえば、小学生のときに見た、山口百恵主演のテレビドラマ『赤い運命』である。三國連太郎は山口百恵の実父の役である。 しか続きを読む

『ヌーベルバーグの真珠』と謳われた今回の映画。 ジャック・ドゥミの監督デビュー作であるが、オリジナルのネガが焼失し、まぼろしの映画となっていた。 妻であり、映画監督でもあるアニエス・ヴァルダがBBCに保管されたコピーを見続きを読む

文:しばたけんじ (鹿児島大学教員/哲学) 『アメリカン・グラフィティ』(ジョージ・ルーカス 1973)では、短足で近眼のチャーリー=マーティン・スミスが女の子をナンパして成功するシーンがある。私はこのシーンが大好きだっ続きを読む