ピアニストを待ちながら

2025/4/12(土)のみ ⌛日ごとのスケジュール
目覚めるとそこは真夜中の図書館だった。瞬介が倒れていた階段の両側には、吹き抜けの天井まで高く伸びた本棚がそびえる。扉という扉を開けて外に出てみるが、なぜか館内に戻ってしまい、途方に暮れる瞬介。やがて瞬介は、旧友の行人と貴織に再会。三人は大学時代の演劇仲間だった。他にも、中年男の出目や謎の女絵美もいる。行人は、この状況を逆手にとって、かつて上演できなかった芝居の稽古を始める。それは、行人が作・演するはずだった「ピアニストを待ちながら」。しかし、瞬介には気になることがあった。確か、行人は死んだはずでは…？映画の舞台となる村上春樹ライブラリー（早稲田大学国際文学館）の開館記念映画として製作された短編をもとに、約1時間の劇場公開（ディレクターズカット）版として完成された作品。