はだしのゲンはまだ怒っている

2025/11/29(土)～12/19(金) ※火曜休館  ⌛日ごとのスケジュール
アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公のモデルは6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身。連載が始まった1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され、2024年には漫画のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカの「アイズナー賞」を受賞した。いっぽう、近年は学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなど、大きな議論を呼んでいる。戦後80年を迎えたいま、不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、この世界に溢れる怒りや悲しみ、そして優しさを映し出すドキュメンタリー。