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僕たちは希望という名の列車に乗った

こんなネタバレな邦題でいいの~?
今回はベルリンの壁が建設される前の1956年の旧東ドイツで起きた実話を基にした青春映画だ。
壁は1961年に出来たのか。第二次大戦直後だと思っていた。

テオとクルトの親友同士はクラスを引っ張るエリート高校生。ハンガリーの民衆蜂起で
ソ連による軍事介入に怒りを感じた彼らは、クラスでの2分間の黙とうを実行する。

多数決で即決しちゃうのはどうかと思うが、それからが社会主義国家の恐ろしいところで、
首謀者を見つけるべく派遣された女性局員ケスラーの執拗な圧力が生徒全員を追い詰めていく。
勿論、親たちも黙ってはおれない。それぞれ大戦を生き抜いてきたツライ体験があるのだ。
その真実を知って苦悩する子供達の選択とは・・。

何といっても家族の絆に泣かされた。その後の行く末が案じられてならない。
1953年にベルリン暴動が起き、亡命者は最多の33万人で半数近くが25歳以下の若者だったという。
なるほど、壁が出来た経緯がよく分かった。

にゃーこ