永遠のジャンゴ

伝説のジャズギタリスト　ジャンゴ・ラインハルト。
ジプシー（ロマ）の旅芸人の子として生まれた彼は、早くから音楽的才能を開花させ、パリを中心に活躍する。

ところが時代は第二次世界大戦に突入。
フランスはあっさりドイツ軍に占領され、始まったジプシー狩り。
その迫害はユダヤ人に対するホロコーストよりも酷く、その場で殺害される事も多かったとか。

ジャンゴ一家はスイスに逃げるため、国境にあるレマン湖畔の町に移住したが、
そこにもいたナチス官僚の晩餐会で演奏する羽目に。
ジャンゴが本気で演奏すれば『ハーメルンの笛吹き男』並みに人々を躍らせる。
観ている私もリズムを刻まずにいられない。
昔火事で左手にやけどを負い、指３本で演奏しているとは思えない速弾きだ。

さて、謎の美女ルイーズの手引きにより、無事スイスにたどりつけるのか！？
演じるレダ・カテブの熱演は見事、セザール賞にノミネート。

にゃーこ