《VIVA SAURA! 未来を生きるシネアスタ》情熱の王国

2024/6/23(日)～27(木)※25(火)、休館26(水)休映 ⌛日ごとのスケジュール
スペインで50を超える作品を撮り続け、2023年２月10日、91歳で亡くなったカルロス・サウラ監督の、最後の劇映画『情熱の王国』と、遺作となったドキュメンタリー『壁は語る』を上映。監督とその生き方を再発見。※「壁は語る」はこちらへ
演出家のマヌエルが考えている舞台は、ミュージカルを作るためのミュージカル。構想からキャスティング、完成までを描くには、振付師が不可欠で、元妻であり女優で著名な振付師のサラに助けを求める。ただ、マヌエルが書く脚本の中で、サラは交通事故にあい車椅子になった振付師だ。キャスティングでは、何とかオーディションに受かろうとする若者たちの緊張感と競争心、そこから頭角を表す男女３人が生き生きと描かれる。メキシコの過去と現在を繋ぐために、独自の舞台を作ろうとする演出陣。数々の力強い伝統音楽がダンスとコラボレーションする中で、悲劇と虚構と現実が交錯する物語が生まれる。